【これは酷い】先生「誰か嫌いな人はいますか？」Aちゃん「おばあちゃんを車で轢いた人が嫌いです。理由は救急車を呼ばないで逃げたからです」→次の日

次の日、朝の会が終わる時に先生が｢あ、みなさんにAさんからお話があります｣と言ったらAちゃんが前に出て、小さい声で｢昨日は…………と言ったけど、本当はいません…、すみませんでした…｣と言った。
後ろの方の子が｢聞こえませーん｣と言ったら先生が｢ほら、大きい声で言わないと聞こえないよ｣と言ったらAちゃんは｢昨日はひき逃げ犯人が嫌いと言ったけど、本当は嫌いじゃありませんでした！すみませんでした！｣と言って、ポロっと涙を流して席に戻った。

みんなが｢え…？｣ってなってると、先生が｢Aさん、よく言えました！昨日Aさんとお話したら、Aさんはちゃんと先生の言った事を理解してくれて、人を嫌ったり憎んだりするのは良くないと分かってくれました！みんなAさんに拍手！｣と言って、パラパラと変な拍手が起きた。

みんな、なんとなく先生が無理やり言わせてるのも分かってたけど、先生は絶対！の昭和の田舎の小学校だったので誰も先生に意見できなかった。
アラサーになった今でも時々｢ひき逃げ犯人の事は嫌いではない｣と言わされたAちゃんの事を思うと心が苦しくなる。