それからは手術して退院して、転移して二度目の手術をしたあとに
三度目の転移があってから、もう手術はせずに在宅で緩和ケア。
そして2年ほどの闘病の末に亡くなってしまった。
進行の早い癌と言われていたので、最初に転移が見つかった時点で覚悟があって
できるだけ夫との時間を持ちたいと思って仕事を辞めた。
資格を持っていたので、どうとでもなると思って。
そして亡くなった時、私はまだ20代だったからか、
一年もすると見合い話がわんさと来た。
でもそんな気になれなかった。
っていうか、あまりにも濃い2年間だったので夫を忘れられない。
だけど回りは、それは夫の良い面だけ見て逝ってしまわれたから
現実が見えていないんだとか、
ひとりでこの先ずっとどうする気だとか、
考え方が幼すぎる、若すぎる、とか
色んなことを言われて断っても断ってお見合い話を持ってこられる。
引用元:その神経がわからん!その62
なんとか繋がりを持ちたいと思ってる人がいるらしい。
幸い両親は私の思いを理解してくれて何も言わないし
そう言う話はその気になった時に受ければよいと言ってくれる。
兄がふたりいるから跡継ぎ問題も特にないし。
そして気が付くともう40代も半ばになっている。
それでもやっぱり再婚したいと思ったこともないし
新たな恋もしたことがない。
そんな気になれない。
もちろん夫のことが未だに忘れられないってことが一番の理由だけど、
夫が死んだときに義父母からお金を巡って
嫌味を言われたことがあって、
そういう義父母との付き合いの面倒臭さが
再婚したらまたついてくると思ってるから。
もちろん、ひとりで生きていく以上将来のことも一応は考えている。
お金のある家に生まれた以上、回りからどう見られるかも分かってるつもり。
でも、今現在同世代の女性よりは多くの年収を得ており
定年まで勤めるつもり。
住んでるマンションも自分で購入した。
まだローンは少し残ってるが、今のところ実家を頼ったこともない。
にもかかわらず回りの声が五月蠅くてうんざりする。
ああいう人たちって、一体どういうつもりに
他人の人生に口出ししてくるんだろう。
本当にその神経がわからない。
あなたは充分に聡明な人で
親切親身を装ってその実、己の欲のために
あなたに付属する諸々を利用しようと近づいてくる人間の魂胆も
本当はわかってる様に見えるよ
「他人の人生に口出ししてきてる」のではなくて
世話を焼いてる体を繕って結婚という方法であなたを搾取しようとしてるので
あなたの側に不備不足がまったく無かったとしても
あなたの人生を足りない呼ばわりするし
家内に男が不要であっても
「誰かと結婚はしなければならない」絶対の義務の様に言い張るでしょ
不測の事態の折に、つけいられるような隙をうっかり見せたりしないよう
気をつけてお過ごしあそばせ
悪意なく再婚勧めてくる人がいるけど、それもつきつめると感謝されたい、褒められたい承認欲求からくるおせっかいだったり
私も離婚直後に紹介したい人がいる、と強引な人たちがちらほらいたけど、酒乱から離れて疲れてるんだよ、ほっといてくれ、と言いたくて言えなくて泣いてしまったことがある
本人が誰かいないかなとか言い出さない限りはそっとしておいて欲しいよね
恋愛や結婚だけが人間関係じゃないんだし
どういう立場だとしても、無駄にマウント取る人が定期的に出てくるよね
余計なお世話っていわれるやつ
さらに裕福だったり地位がある人は、言い方悪いが例えると電灯で、良いも悪いもそこに集まる虫みたいに人に晒される率が高いんだと思うよ
しかもその中で誠実な人は1割いればだいぶ良い方で、あとはどうでもいい人かこっちくんなって思うような奴ばっかりだからなー
だからこそご両親も娘である607の決めた道を尊重してるのだろうし