うまくまとめられなくて長くなった。
伯母(父の姉)は離婚して、息子(私から見たら従兄)と二人で暮らしていた。
従兄が14歳の時、伯母は事故で他界。
伯母の元夫は再婚済みで従兄の引き取りを断ったため、従兄は私の家で暮らすことになった。
従兄はいつもむすっとしていて、挨拶もろくにしなかった。
愛想よく振舞えとまで言う気はないが、話しかけられてもまともに返事もしない、
露骨に無視することもあるのでイライラした。
特に私への対応は酷く、用があって話しかけただけで思いっきり睨みつけてきたり、
自分の行きたい方向に私がいたからって無言で押しのけられたりした。
従兄は私の一歳上で、同じ中学に通っていた。
従兄がうちに来てから数か月後、同級生の男子に
「お前、引き取った親戚の子を家族ぐるみでいじめてるんだって? サイテーだな」
と、ニヤニヤしながら言われた。
「そんなことしてないから」
と私が強い口調で言い返すと、
「お前らのやったこと、全部書いてあるぞ」
と、携帯でブログを見せてきた。
ブログは内容からして、従兄のものだった。
固有名詞は書いてないけど、個人情報を細かく書いてたんで、特定できた。
ブログに書いてあった虐待内容はこれ↓
・親戚の子と自分で、食事内容が違う
・量も明らかに違う
・親戚の子は露骨に俺を避けていて、俺がいると部屋にこもる
・出かけるとき、俺だけ置いて行かれた
他にもいろいろ書いてあった。
食事内容が違うのは、私が卵と青魚に軽度のアレルギーがあるからだ。
メニューは父と母と従兄が同じで私だけ別、と言うパターンだったし、アレルギーのこともちゃんと説明してある。
(両親は卵と青魚を愛してるし、私だけ近所のお高い総菜屋さんで好きなものを買ってもらえたりするので、私的には問題ない)
量については、私は小食で従兄は大食いだから、従兄は私の倍以上食べてる。
何ならお代りもしてた。
私が従兄を避けるのは、上に書いてある通り押しのけられたり睨んだりされるからだ。
外出については、母方の親戚の法事の時のことだろう。
父が「(従兄)くんも一緒に」と声をかけたら露骨にいやな顔をして
「なんで俺が行かなきゃいけないんだよ」と吐き捨てたから留守番してもらった。
この辺のことをキレながら大声で説明した。
「どうしたの?」
と聞いてくる人がいたら、そのたびに最初から説明した。
仲のいい同級生や先輩に聞いたら、「うちが従兄を虐待している」という噂は
結構広まっていたので、校内のあちこちで大声でブログの真相について説明した。
特に口の軽そうな人の近くでは細かく説明した。
家に帰って、両親にもブログを見せた。
母は深々とため息をつき、父は難しい顔で従兄と話してみる、と言っていた。
父と従兄が何を話したかは教えてもらえなかったが、ブログは消してもらえた。
でも、消したら消したで「ブログも自由にさせてもらえないなんて可哀そう」と
絡んでくる人もいたし、上記の「虐待内容」を真に受けて責めてくる人も何人もいた。
数人に取り囲まれて、つるし上げを食らいそうになったこともある。
(一緒にいた友人が救援を呼んできて助けてくれた)
ものすごい迷惑だったけれど、従兄からは謝罪は一切なかった。
それにこの手の「従兄の味方」な人たちって、従兄と仲がいいわけでもないんだよね。
私に絡んでくる人たちの中に「直接従兄から話を聞いた」って人はいなかったし。
正義の味方ぶりたいんなら、せめて従兄にちゃんと事実関係を確認してからこいや。
従兄は一か月も経つと、新しいブログを作ってた。(わざわざ教えに来る人がいた)
新ブログでは
「親戚の家で居心地が悪い、早く出ていきたい」
程度のことしか書いてなかったから放置した。
置いてあるお菓子を食い尽くすなど好き勝手振舞ってるのに「何が居心地が悪い、だ」とは思ったけど。
従兄は中学卒業後、うちを出て下宿生活になった。
父が時々電話したりメール送ったりしたけど、全スルーされたので心配していた。
気になって同じ高校に行った先輩に従兄のことを聞いてみた。
従兄は高校でもムスッとしていたので、クラスで浮いていたそうだ。
それが突然クラスの人を集めて
「人と人とのつながりは大事だ、なのに何でお前らは上っ面の付き合いしかしようとしない」
と上から目線で説教して周りの反感を買って、余計に距離を置かれているそうだ。
その他、優しい先生が
「一人暮らしは大変でしょう。何でも相談してね」
と声をかけてくれたら
「親がいないからって憐れまれた」
と不貞腐れたり、ボッチの男子に付きまとってキレられたりと、話題には事欠かない状態だったそうだ。
この辺でうんざりして、従兄の話を聞くのはやめた。
余計な心配をさせるだけだから、父にも話せないし。
十年以上たって、祖父の葬儀で従兄と再会した。(コロナ前なので、参列者は多かった)
従兄はなぜか友達みたいに馴れ馴れしく話しかけてきたので、「あっちでやることあるから~」で逃げた。
しつこく付きまとってきたので、逃げ回った。
そしたら従兄は、大人が聞き分けのない子供を諭すような上から目線で
「もー、そんなに避けるなよ、私子(下の名前呼び捨て)」
と言って、腕をつかんできた。
「まあ、昔は俺はちょっとアレだったから警戒するのは分かるけど」
と、一人で面白そうに笑ってる。
(あの頃、どんだけ迷惑かけたと思ってるんだ。
なのに謝罪の一つもなしで、しかも名前呼び捨てとかふざけんな)
と思ったので、手を振り払って、真顔で従兄の顔をじっと見ながら
「いや、あなたあの頃と全然変わってないよ。それと、私の名前を呼び捨てするのやめて。
昔は『おい』とか『お前』としか呼ばなかったくせに、なんでいきなり呼び捨てしてくるの?」
と冷たく言ったら、ショックを受けたようだ。
従兄との会話を聞いていた話好きの親戚が目をキラキラさせて
「(従兄)くんと何があったの?」
と聞いてきたので、「ブログ騒動」をつるし上げ未遂と新ブログのことまで含めて説明しておいた。
三日で百人くらいに広まっただろうけど、昔のことだし従兄は心を入れ替えて過去のことになってるんだから問題ないと思う。
七日で千人くらいへ広めておいてもよいかと思うよ
イザナギイザナミw