やがて交際を申し込まれ、優しくて物腰穏やかな彼に好感を持っていた私は快諾。
平凡かつ幸せなお付き合いが始まった。
…が、ある日、彼からまさかのカミングアウト。
「実は自分は地元大手企業の跡取り長男。家系は創業者一族。父親は元市長。
身の上を隠していたのはスペック目的で近付く女性回避のため。あと結婚意識してね!」
私ポカーンだったが深くは考えず、ひとまずは今まで通りの幸せな交際が続くと期待していた。
しかし、それを機に彼の態度は一変。
デートプランを決める時は「俺は激務でストレス過多、俺が癒されるコースで」
待ち合わせを決める時は「俺は激務で疲れてる、俺の地元(私宅から1時間半)集合で」
割り勘だった食事代は「(収入格差あるから)俺が出す、だから俺の食べたいものが優先」
デート中の雑談は「2人の共通の趣味はあればある程良い、アレとコレを勉強するといい」
次々と露呈する本性に戦慄して別れを切り出すと、彼ポカーン→パニック→何故か私が振られた。
身の上告白と同時に自己中が始まった&別れ話時の一連のリアクションから、
「自分のスペックを知れば我儘は許されるし逃げられもしない」と思っていたのではと邪推している。
でもスペックになびかない女性を選別しておきながら、スペックを盾に我儘を貫き、
あげくスペックが通じなくて衝撃を受けるとか、その発想にむしろ衝撃だった。
結局最後に己のスペックで拘るんなら最初から出しとけば良いのにな
そうすりゃ横暴な事したって、許してくれるスペック目当ての女性が来てくれるのにそれは嫌なのか
実にまどろっこしい
振り回されて大変だったね、お疲れ様
政略結婚でお互い満足できるならよし、ダメなら愛人作る覚悟でいなきゃ。
小さい頃から肩書に愛想笑いする人間を多く見てきたからこそ
「スペックを見て近付く人間なんてさもしい、誠実な好意でないと嫌」と考える反面、
周囲にご機嫌を伺われてヨイショされる事が日常という人生だったから
「自分の要望が通り、自分が快適であるのは当然」とナチュラルに思っている感じでした。
その上、本人がわざわざ収集しなくても質の良いものに当たり前に囲まれてきたからか、
「顔立ちは整っていて当然、教養も知性もあって当然、何がしかの才能もあって当然」
…みたいな感じで、女性の好みも至極ナチュラルに1ランク上。勿論本人は無意識。
そして、育ちの良さに比例する道徳水準からか、不貞の類には厳しく身持ちも堅い。
愛人を作る事なんて考えも付かない人だから、女性への要求は全て彼女への要求に。
悪い人ではなかったんだけど、良くも悪くもボンボンの濃縮還元でした。
本人が割り切りさえすれば素晴らしいパフォーマンスの女性を求められるだろうに、
あれほどハイスペックながら結婚に縁遠そうな人はなかなか居ないかと…。
なるほど、説得力のある分析だね。
ありがとう。
こういう人に選ばれたアテクシってワンランク上の女性なんですの」臭がきついw
アテクシどころか、ただのゲーマーでオタク。
でも気分悪くさせたのならごめんね、そろそろ名無しに戻ります。
ちょっと待って
別れを切り出してから振られるまでの過程をkwsk
では、kwskされた部分だけ。
とても彼の要求に応えられたものではないし、応える気も失せたので別れ話に突入。
私「いくら大変な立場とはいえ、自分本位で意見を譲ることを知らなすぎる!もう無理!」
彼「え!?え…ちょ!?おおお俺はこれこれこんなに仕事や立場が大変で…(ry」←狼狽
私「だとしても、私の我慢や追従が無いと成り立たない関係なんておかしい」
彼「そう、君の頑張りによって成り立ってるし癒されてる!これからも…(ry」←やや沈静化
私「いや無理、もう付き合えない」
彼「俺は自分のやり方は変えない。君が我慢できないなら仕方が無い、すまないが俺と別れてくれ!」
面倒だったので、それで納得するならその流れでいいやと承諾。
半年後くらいに「借りたままだった本を返したい、ついでにちょっと話でも…」と連絡が来たが、
「捨ててくれて構わないし話すことも無い」と一蹴して完全に縁が切れました。
ありがとう
面白かったw
大抵本を返して貰ってその後グダグダになったりするのに、きっぱり切り捨てて気持ちが良い