コスプレのイベントに大きなぬいぐるみを持っていました。子供「ママこれ欲しい！」と私のぬいぐるみを指差した→盗難事件に

自分は未婚ですが相手が子持ちだったので報告させて頂きます。
ある程度フェイク入れて有ります。
引かれるかとは思いますが、自分はオタクでコスプレをしています。
某遊園地で開催されたコスプレのイベントに参加した際、キャラクターの特徴的アイテムとして大きなぬいぐるみを持っていました。
大きさとしては２歳児位の大きさのふわふわの動物ぬいぐるみで、
時々小さい子がかわいいね、とぬいぐるみを褒めてくれたり、寄ってきてぬいぐるみを撫でてくれたりして和んでいたのですが
昼食の為に皆でテーブルに座って歓談していた所、小さい子供がベンチの隅に置いていたぬいぐるみを突然手に取り、母親に「これ欲しい！」と。
ここまではまあたまにある話しですが、そこからの母親の反応に驚きました。
細かい口調はうろ覚えですが、
「あらー可愛いわねー。あなた、大学生位ならこんなの要らないでしょ？
粗末にされるのもかわいそうだからこの子にくれるよね？」
 
続きます

と言った内容の事を言われ、目がぽぽぽぽーーーんとなりつつも
大事なものだから人にはあげられない、と言って子供の手から取り返しました。
その後もかなり食い下がられたのですが、
友人達の加勢もあってとにかく差し上げられない、と強く断った以降は無視しました。
 
そのぬいぐるみは私が小学校に入学した時に買って貰ったもので、
遠方で一人暮らしを始める時に淋しがる母に私の代わりにかわいがってくれ、と渡して、丁度このキャラクターに使える、という事で一時的に借りていたもの。
母は本当に大事にしてくれていて、白いファーでもう15年は経っているのにいつも真白ふわふわで必ず綺麗な状態で返す、と約束してあります。
母がいつか亡くなったらまた私が貰う事になっているので絶対に人にはあげられません。
 
ともかくその母親が去っていったので安心し、食事を終えて少し離れた場所で撮影される時以外は必要無いぬいぐるみを荷物の上に置いて友人を撮影していました。
荷物は私の背後ですが、被写体はこちらを向いているので荷物はさりげなく被写体が見張っている状態です。
ある程度撮影が進んだ時、たまたま後姿を撮らせていた友人がポーズを変えようと
振り向くなり、「○○！ぬいぐるみ盗まれてる！」
と叫んだので振り向くと先ほどの母親がぬいぐるみを抱えてダッシュしてました。
 
驚きすぎて声も出なかった自分が動き出すより早く、被写体の友人が猛ダッシュ。
全員踵が13～16センチあるブーツを履いていたのですが、踵を物ともせずに追いついて
あっさりと泥母を捕獲。
（皆ある程度慣れていますが、その友人は普段のファッションでも厚底なので完全に慣れていてかなり早く走れます）
泥棒！の叫びを聞いて駆けつけてきた職員に騒ぐ泥母を引き渡し、事情を説明する為に事務所へ行くハメになりました…。
最初は言いがかりだ、もともと自分の物だ、気持悪いオタクのくせに、
等と色々言っていましたが、もううんざりしていたので聞き流しました。
気持悪いオタクなのは確かですが子供の前で窃盗する人よりマシです。
 
次回で終わります。

4円

試演

他の会場で以前撮った写真にもぬいぐるみが写っているのでカードに残っていた
データを見せて所有者である事を証明し、絶対に泥母に教えない条件で連絡先を伝え、
園内で発見されて言いがかりを付けられるのも嫌なので
即刻退場させるか終了時間までここで確保しておいてくれ、と頼んでから事務所を後にしました。
（イベントの終了時間の関係があるので、その場で警察等を呼ぶのは断りました）
 
肝心の縫いぐるみは奪い返す際に腕の縫い目が少し破れてしまったので、帰宅後に自力で直しました。
賠償とかももう関りたくないので拒否しましたが、人の物を盗んでおいてお咎め無しでは泥母の教育上良くなかったのではないかと後悔していた所、翌日遊園地の事務所から連絡がありました。
それによると、泥母の荷物から園内の売店の未会計商品が幾つも出てきたとかで、
結局警察にお持ち帰りされたとか。
 
私の件も警察に話してあるので、といわれ、警察からも実際連絡がありました。
本人とは会いたくなかったので対面無しで遊園地の職員さんと一緒に事情聴取を受け、私の場合はぬいぐるみの原価も解らない（母も覚えていない）し
取り返せて被害も少ないので、損害賠償と言うより慰謝料として数万円を相手が支払うと言う形で示談になりました。
警察の人曰く旦那さんはまともな人で謝罪したいと言っている、との事でしたが会いたくないので断って後日慰謝料を現金で受け取りました。
 
そんなお金を持っているのも正直嬉しくなかったので、
会場で泥母を捕獲してくれたり付き添ってくれたりした友人達とちょっと高めの食事に行って全額消費してきました。
以降は荷物の管理も以前より気をつけています。
事件から数年経って無事ぬいぐるみも母の元に戻ったので厄落としに書き込みませていただきました。