あんまり気持ちのいい話じゃないけど昨今のあれこれでずっと心の中がモヤモヤしているので…
無駄に長いけどリアルでは言えないしどこかに吐き出したいので、ごめん
一部フェイクあり
中学二年生の時に同じクラスだったA男は、誰もいじめていないのに「いじめられた」という子だった
中学は南小学校と東中学校の卒業生が行くごく普通の田舎の公立中学校
A男の最初の印象はおとなしそうな男の子、今でいう陰キャっぽさはあったが、席の近い男子としゃべっていたのでぼっちというような印象も特になかった
5月に行われた社会見学では出席番号順かつ男女3:3になるように班が編成されていった
私は違う班だったが、仲良しのB子がA男と同じ班になった
班が決まって二週間後、社会見学当日はつつがなく終了
次の日に発表の資料を作る授業があり、その次の週に発表も無事終了した
社会見学から一か月後、「先生と一対一でお話する日」が来た
これは「事前にアンケートを取った上で先生と個別面談し、困ったことがないか、つらいことがないか、クラスで気になることはないか等確認する日」というもの
B子は小学校が同じで家も近く、一緒に帰っていた
その面談の帰り、B子が「うちのクラスいじめあるかもって先生言ってた」と言った
私が「どこで?」と尋ねると「面談で」とB子が答えた
私はそんなこと聞かれていなかった
少ししてから噂で知った
「クラスにいじめがあるらしいが知っているか」と質問されたのは社会見学でA男と一緒の班だった5名
当然だが、全員心当たりなんかなかった(この班はB子含め、全員大人しめのまじめな子ばかり)
A男の様子も特におかしくはなかったという
(とはいえB子はA男と親しいわけではないから取りこぼしもあったかもしれない)
6月下旬から7月上旬、その頃にはもう一緒にいる人やグループが固定化されてくるが、A男は基本的に一人だった
とはいえ嫌われているわけでもなく、避けられているわけでもなく
単に自分から輪に入らなかったり、自然と輪から外れていこうとするため「一人が好きなのかな」と皆自然と関わらなくなっていった
その時期に国語では席が近いところで男女2:2になるようにして、教科書のある小説について感想や意見をまとめる、というのがあった
ちょうど私はA男と同じ班になった
強いて言えばA男があまり自分の意見を言わず消極的だった
しかしまとめ役の男子がいい感じに「じゃあこういうのは?」「A男はこれだったらどっちがいい?」と意見を引き出したり、話し合いで孤立しないようにしてくれていた
また、同時に音楽では各班5名ずつのリコーダーの合奏があった(私もB子もA男とは別の班)
夏休み前の面談、今度は私含め国語で同じ班だった3名と、音楽で同じ班だった4名が6月のB子と同じように、面談で「いじめに関して何か知らないか」と質問されていた
そしてB子はじめ、他の班の人は質問されていなかった
\ピックアップ記事/
こうなると生徒も何となく察する
「A男と同じ班になるといじめを疑われるのではないか」と
これに関しては生徒に察せさせる学校のやり方がポンコツと言わざるを得ないが、運よくうちのクラスにはA男に対して怒りを向けたり排斥したりする人は特にいなかった
A男が話しかけてきたら普通に返すし、班活動もA男を交えてちゃんとやる
たまに雑談できるときもあったので問題はないように思っていた
ただ「一人が好きだし色々敏感なのかも」という、暗黙の了解的なものは形成されていた
そして学年が変わり、私もB子もA男と違うクラスになった
というより、A男の3年のクラスには、2年のころ同じクラスだった人が一人もいなかった
もう一つ、1年の時にA男とクラスが一緒だった子からは、「2年のA男のクラスには1年の時のクラスメイトが一人もいない」とも聞き、
小学校がA男と一緒だった子からは「小学校のころから誰も何もしてないし、本人も何も言わないのになぜか「あの子にいじめられてる」と教師によく言っていた」という話も聞いた
(これに関しては「A男君がいじめられたと言っていますが何か知ってる人」と担任がやらかしたため白日の下にさらされた)
私は今アラサーなので、当時の小中学生はLINEもSNSもなかった、というかガラケー時代
個人ブログやサイト、ミクシィも存在は知っていたがやってる人はほぼ皆無
ガラケーの中学生所有率は全国で約6割だったようだが、田舎だった中学ではたぶん3割程度で携帯がなくとも何の不便もなかった(家電で連絡を取っていた)
強いて言えば「学校裏サイト」なんて言葉が出てきたあたりだったが、正直分からん人の方が多かったと思う
だから学校以外の、親や教師あるいは他のクラスメイトの見えないところでいじめが起きていた可能性もかなり低い
でもA男にとっては「いじめられていた」らしい
今の社会では「いじめはされた方がそう思ったらいじめ」だという
もちろんいじめは線引きが難しいものだし、どれだけ緻密に線引きしても狡猾な子は上手く穴を抜けていじめるのだろう
でも本当に心当たりが一切ない上で、本当に何もしていない状態で「いじめられた側が”そう”感じたので、あなたはいじめ加害者です」と言われるのも納得ができない
もしA男が私や当時のクラスメイトを刺して、そして「中学時代にこいつにいじめられていたから」と供述し、それが報道されたら
当時のクラスメイトが「いじめなんかなかったよ」とインタビューに答えても、当時の学校のアンケート記録でA男が「いじめられている」と悩みの欄に記載していたら
それを受けて過去のクラスメイトと同じクラスにしないように学校が配慮していたことが世間に明かされたら
私たちあるいはその家族は、世間の事実を何も知らない人たちに、当時の事実はすべて無視してネットとかで叩き潰されるのだろうか
事件が起こると周辺の声もマスコミに漏れるじゃない、あれからなんとなく察せられることあるよね
でも昔あった同級生の首を切った事件では「いじめられていた」という被害者と「そんなことなかった」という周囲の声とで自分は"どちらなのか判別不能"という認識でいる
そんなに一方的に決めつける人はいないんじゃないかな
でも直近の例の事件見てると結構ネットで被害者叩く人多いよ
色々情報が出てきてもまだ盲信的に加害者祭り上げてる人もいるし
当事者でもないのに盛り上がってるの見るとなんかモヤモヤするわ
うーん、これはあなたから見たA男の話だから、もしかしたらあなたが知らないあなたの周りが関わってないだけでイジメはあったのかもなとかは思う
ただ最近オタクに親切なリア充JKの話で何となく避けられてるなとか話かけても反応薄かったりすると嫌われてるのかとか思うし、あっちから親切にされたわけでもないからかまう気持ちもなくなってくるみたいな話とか、
1人が好きなんだろうとそっとしておく気持ちはあるよなぁとも思う
>>571
バッシングされるだろうね。叩かれないように隠蔽しようとかなったらもうワケわからんな。
いじめはいじめられた方がそう思ったらいじめ、という基準は、いじめを人間関係の破綻だと捉えてケアが必要になる基準としては成立する。
加害者がいなくてもそこまで被害妄想に苦しんでいる生徒がいるなら、その生徒への適切なケアと指導をするのも教師の仕事。
当時の学年の先生は頭捻って対応してたんだろう。誰がどんないじめをしたか分からないから生徒に聞くしかないしな。
でも、いじめを罰を与えるべき罪として捉えてしまうとおかしくなると思う。罰を重視しいじめの解決を置き去りにしがち。
いわゆる正義マンがしているような叩き行為は、まさにおかしくなってやっている事だと思う。
悪いけどオオカミ少年と一緒だよ
関わった人全てがいじめ関係者なんて言ってたら周囲も学校も段々と
「ああはいはい、いつものね」
になるわ