兄が新婚旅行でフランスに行った。兄嫁「お土産なにがいい？」私「ジャムがいいです」→買ってきたのはヴィトンのバッグだった

長いので２つに分けます。
 
今思い出しても意味不明なこと。
兄が結婚して新婚旅行に出発する前に、兄嫁からお土産は何がいいかって聞かれた。
行先はフランスで、私がリクエストしたのはジャムだったのね。
むこうには日本ではあまり見ないジャムがあるって聞くし、朝はパン食なので美味しいジャムがいいなぁって。
でも買ってきてくれたのはヴィトンのバッグだった。
詳しくないから名称は分からないけど、巾着みたいになったショルダーバッグ。
「ちゃんと本店で買ってきたからね」って言われて、ありがとうとは言ったものの正直困った。
私はブランド物に興味がなく、ヴィトンのバッグを持つに相応しい洋服も持っていない。
その頃私は妊娠中で、子供が生まれたらヴィトンのバッグを持って出かけるようなこともないだろうし
なにより高価すぎる。
なのでお礼を言いつつ正直に「こんな高価なもの受け取れない」って言ったの。
そしたら「いいからいいから、金ならあんだ」って、まんまこう言われた。
兄に「こんな高価なもの、受け取っていいの？」って聞いたら
「本人が自分で買ってプレゼントしたいんだろうから受けとっておけば？」みたいな感じ。
まぁ想像通りその後出番がない。
更に出産したあと、高価なブランドもののマザーズバッグを貰った。
この時も、気持ちは有難いけど受け取れないって固辞したの。
こんなの持ったら全身ブランドで固めないとってぐらい、おしゃれに疎い私には恐怖だったし。
この時も「いいからいいから、金ならあんだ」って。
その“金ならあんだ”って言い方が癇に障った。
上品ぶるつもりはないけど、「カネ」って言い方が嫌いだったし。
兄に「お義姉さん、そんなにお金持ちなの？」って聞いたことあるけど
結婚するときの条件で「財布は別」「互いの財布に干渉しない」ってのがあるとかで分からないって。
でも金払いいいし、いいもの持ってるし、お金も持ってるんじゃないかなって。
ちなみに兄嫁の実家はごく普通のサラリーマンの家で、家も古い建売だって。
その後も要らないって言うのに、あれやこれや高価なものをプレゼントされて、
断っても押し切られる流れが鬱陶しくて、そのうちまとめて返そうと
右から左へ箱に入ったまま押入れに放置してた。
なんとなくだけど、不気味で使えなかったのよ。

その兄嫁が結婚して５年目、事故に遭って亡くなった。
丁度その頃兄夫婦の間で離婚話（性格の不一致）が上がってたらしいけど、事故は間違いなく事故。
で、亡くなったあとにビックリするほどの借金が出てきた。
よくこんなに色んなところから･･･ってぐらいに、方々から借りてた。
トータルで１千万ちょっと切るぐらいだったと思う。
封書のひとつぐらい見たことあっただろうと思うけど、
兄は全然気が付かなかったそうだ。
クレカを何枚も持ってることは知ってたけど、きちんと使ってると思ってたらしい。
子供もいなかったし、兄も先方のご両親もさっさと相続放棄したと聞いている。
そして私の手元には、バッグやらアクセサリーやら高額なものが色々残った。
夫とも、これはどうしたものかな～って扱いに困っちゃったけど、
結局兄や両親とも相談したら、換金して借金の返済に充てるったって
もう放棄してしまったし、逆に面倒なことになるからやめておけって言われた。
それで一周忌が終わってから換金した。（200万近くになった）
これが法的にどうだったのかは分からない。
もう10数年前のことで、その後どっかから何か言ってきたってこともないから
たぶんもう時効かなと思うので投下した。
にしても、兄嫁は一体何がしたかったんだろうと考えてみてもさっぱり分からない。
仮に私と仲良くしたくてその切っ掛けとしてのプレゼントだったとしても
極端に言うと「はい、プレゼント」「受け取れない」「金ならあんだ」「･･･」
ぐらいの会話しかしてなかったし。ほんと意味不明。

>>625
人に物をあげることが好きな人っているよね。
うちの職場にもいてそこそこ値段のはるものをくれようとするけど
「もらう理由がないから」って断ったけど、身内じゃ難しいね。
借金してまでってのは意味不明だけど。