同じ大学卒の感じのいい人だったので両親は祝福し結婚式を挙げることになった
結婚式当日義兄の妹さんが現れた
ひとめでわかる障害を抱えていて、遺伝する可能性もないとは言えないものだった
両親が慌てて姉のところに行き、知っていたかと尋ねると姉も驚き
話だけは聞いていたが自分も妹さんに会ったことはなく、障害も違う障害で説明されていたと答えた
両親は困惑し、怒り、嘆いた
姉は一番上に生まれた娘(私の一番上の姉にあたる)が幼少時に亡くなったあと両親に出来た次女で
それはそれは両親から愛されて育ったし、私も愛されたけど姉にはかなわないなーでもしゃーないなーと思ってた
これから先、姉が一生面倒を見るかもしれないという心配、
将来生まれてくるだろう赤ちゃんに障害が出るのではという不安、
そしてこのことを隠していた義兄とその両親に対する大きな怒りと不信感で
父の顔はこわばり、母親はずっと泣いていたが周囲は最愛の娘の結婚だからねと解釈してくれていた
「身内に障碍者がいるなら言わないのはおかしい!」と父は怒り狂っていた
その場合反対したかどうか、結局どうなったかは同じ事を繰り返せないのでわからない
しかしもし最初から言ってくれていたら両親も姉と話し合い
姉の気持ちを確かめた上で認めた可能性もあったと思う
私たち姉妹も悪いことをしたときに素直に自分から謝ればすぐに許してくれたけど
もし言い訳したり嘘ついたり誤魔化したりしたらがっつり叱られて体罰も受けた
それでももう結婚してしまったのだし、両親は義兄を許した…ように見えた
義兄にも愚痴ったりせず、全てにおいて翌年結婚した私たち夫婦と同じように親切に普通に対応していた
そして父が亡くなった
死んだら見てくれと言って残していた大学ノートに「葬式には義兄さんは来ないでくれ」と書かれていた
「ずっと抑えていたけれど、どうしてもあの時の悲しみと苦しみを忘れることが出来ない
生きているときはそれでも礼儀正しく振舞うようにしていたが
お葬式のときだけはわがままを言わせて欲しい、義兄さんの顔は見たくない」(要約)と書かれていた
でも遺産はきちんと等分されてた、すごく父らしいと思った
姉本人も家族も酷いショック受けてそれからは絶対拭いきれない不信感がずっと残ったはずなのに
式はなんとか終えても入籍に至れず破断てのは聞いたことあるし無理もないと思う
よく我慢できたしその後続いたもんだと思うわ
>でも遺産はきちんと等分されてた、すごく父らしいと思った
義兄に遺産はいかんだろ、姉にはいくだろうけど。
義兄憎さで姉に遺産やらんかったら、
義兄に騙された(騙されたというと言葉は悪いが)境遇の姉に
追いうちかける形になるがな
乙でした
お父さんのやるせない気持ち、辛かっただろうね・・・
結局義兄さんにはお父さんの葬式は遠慮してもらったの?
それと義兄さんの親が生きてたら余程遠い所に住んでいなかったら
義兄親も来そうなものだけど、やはり義兄親も同様にお断りしたのかなぁ?
その後の親戚付き合いはどうなんだろう?